基本情報技術者試験に、たぶん、合格した

とりあえず取っとくか。くらいの感じでやってみたけど意外と大変だった。結果が出るのは来月だけど合格ライン600点に対して900点近くとれたのでまぁ確実だろう。

勉強量は、きちんと数えてないけど1ヶ月くらい、毎日2〜3時間ずつ……のはずが、途中まったくやらない時期があったため、ラスト1週間は4〜5時間ずつやってた。トータルすると50時間くらいだろうか?

自分はもともとPythonPerllisp、HTMLとCSSが書けたり、ある程度サーバーの知識があったりしたのでスタートは楽だった。でもこれ全くの門外漢が受験したら確かに200時間くらいかかってもおかしくない。科目B(かつての午後試験、プログラミングとアルゴリズムが出題される)は「まぁいけるやろ」と思ってノー対策で受験したが、結果的にはかなり苦戦し2割くらい落とした。……これ全くのプログラミング素人だったとしたら、相当ハードな試験なんじゃないだろうか。少なくともかつて受けたPython3エンジニア認定データ分析試験やG検定よりよっぽど範囲が広いし難しい。「基本」情報とはいえ、かなりレンジが広いですもの。

とはいえ勉強はとても楽しかった。特に基礎理論のところ。へー! 基数変換ってこんなやり方あるんだー! おー、シフト演算ってめちゃくちゃ賢いな! えっ、2の補数って、こんな考え方マジで優秀だな……。ほえー、浮動小数点数ってこういう風に数式化すればいいんだー! ……と、今まで何となく知ってた領域がみちみち埋められていく様は感動的ですらあった。テスト向け対策としてよりも、勉強として面白かったな。

逆に言うとマネジメント、ストラテジ系は勉強していて本当に苦痛だった。経営資源がどうこうとか監査の独立性がうんぬんとか、知らんがな。勉強していてダイナミズムというか、スリルもない。でもまぁ知っておくことには意味があるだろうし、いくつかの経営分析の方法は今後役に立つだろうとは思う。貸借対照表まで範囲に入ってたのには苦笑したけれども……。

今後、受験する人へのアドバイス


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参考書。僕は『いちばんやさしい基本情報技術者試験』という本をメインにやりました。2周読んだ。本当にわかりやすいし、ポイントを絞ってくれてるので勉強しやすい。それでも分量はかなり分厚いので(長編小説2〜3本読み切るくらい)、覚悟は必要ですけれども。でもまぁどの本も優秀っぽいのでどれでもいいとは思う。

参考書で基礎理論や複雑な概念を把握・打倒したら、あとはひたすら過去問ですね。マジで、過去問。笑っちゃうくらい過去問。「基本情報技術者試験では過去と同じ問題が出ることがあるので云々」と読んで知ってはいたけど、全く同じ問題が、一言一句おんなじまま出題されたりした。何なら試験当日の朝にやった過去問がそのまま出たりしたので、問題文読まずに正解選択肢クリックしたりしてた。……どうなんすかねこれ、さすがに数字とか少しいじったり、変えたらいいんじゃないのと思いますが。

基数変換とか科目Bのプログラミングとか、割とややこしい分野もあるにはありますが、基本的には暗記ゲーなので根性試しみたいな試験でした。とはいえ広く浅くコンピューター、IT、ネットワーク、セキュリティ、経営、リスクマネジメントなどについて学べるので取得することによっての学びは大きい。実はこういう試験は、自分にとって興味のない分野や肝啓のないセクションについて学ぶ、学ばざるを得ないというのが最大の利点かもしれない。社会人として普通に生きてると、自分の目先のこと、今すぐ必要な知識と技術しか学ばなくなってしまうからね。


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試験前に「勝つ!」ということでカツカレー食べた。久々のゴーゴーカレーまじうまかった。


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先日大菩薩嶺登ってきた。登りやすくていい山だった。


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山頂で食べるサッポロ一番塩ラーメンは、マジで地球上で最も美味い食べ物やだと思う。